みなさん、こんにちは。
共存の森・関東メンバーの白井孝賢です。
今月10月15、16日に行いました千葉県市原市の鶴舞創造の森(以下、つる森)・山小川地区での活動報告をさせてもらいます。
今回の活動のメインは、炭焼きの「炭材」となる雑木の調達!
6月の活動で選定した木を山から伐り出し、炭窯に入る大きさに加工していきます。
~15日~
活動日初日、一行がつる森に到着してみると待っていたのは降りしきる雨・・・
先に到着されていた炭焼き名人古関さんら地元の方々と合流し、早速雨天での活動をどうするかの相談になりました。幸運にもしばらくして雨が止んだので、外作業を行うことに決まりました。きっと私たちの活動への想いが空に届いたのでしょう♪
その後、地元の斉藤さんが持ち寄って下さったふっくらもちもちのお赤飯をいただき、お腹も心も満たされたところで一同活動にとりかかりました。
(斉藤さんご馳走様でした!)

↑寿司桶いっぱいに、どーん!
作業現場では、選定した木の10本近くを午前中のうちに古関さんらが伐倒して下さっていたので、私たちは鉈や鋸で倒された木の枝払いと玉切り作業!因みに、「玉切り」とは用途によって木を決められた寸法に合わせて切ることです。今回は66センチ大。学生鋸チームと名人らチェーンソーチーム、双方力を合わせることおよそ2時間すべての玉切りが完了しました!玉切りにした木は一カ所にまとめられ、最後には達成感ある山積みの出来上りです!

↑ちょっと壮観!
その晩は地元のお母さん方も交え、山小川青年館にて懇親会。
いつも温かく接してくれる山小川のみなさんに感謝の気持ちを込めて、今回は私たちがカレーを用意させてもらいました!途中から高校生参加者2人も加わり、その光景はまるで一家親戚大集合かと思えるほどアットホーム♪こういうひと時も山小川ならではですね!
~2日目~明けて2日目は、一転して気持ちの良い秋晴れ。
早朝6時半から移動を開始し、6月の活動でも一度足を運んだ山小川の隣・田尾集落にある産直を見学に行きました。
現在、学生メンバーでは山小川の魅力を地域内外に発信するためのパンフレットを作成中で、年明けにはここ産直にも置いてもらえることになったのです。今回の見学で、私たちが作ったパンフレットがどんな風に配置され、人の目に映るのか、そんなイメージをまた少し膨らますことができました。

↑新鮮な野菜を前に、しっかりお買い物も。
産直見学後、一行は作業フィールドつる森へ。
2日目の作業は、もっぱら『薪割り』です!前日山積みにした木の中から、そのままでは炭材として太いものを割って大きさを整えます。薪を割るために使う道具は、斧・クサビ・ハンマーの3種類。どれも私たちにとってはあまり馴染みのない道具たち。しかし、不思議と一振りするごとに道具が身体に馴染んできます。作業を終えるころには名人たちからお誉めの言葉を頂けるまで一同扱えるようになりました!嬉しい成長です♪

↑斧を振るう眼付は真剣そのもの。
割り終えた薪や小ぶりな木は軽トラの荷台いっぱいに積みこみ、炭窯まで運搬しました。炭窯に到着したらリレー作業で荷台から次々と炭材を降ろし、炭窯の横に再び山積みを作っていきます。太さに大小違いがあるので、バランスを考えて積むのがポイント。
その結果、軽トラ5杯分もの炭材が山となって目の前に現れました!
私たちの手で山から伐り出され、形を変え、ここまで至ったのかと思うと感動的ですらありました。

↑身の丈はあろうかという高さ。

来月11月の活動ではいよいよこの山積みの炭材を窯の中へと詰め込みます!次に窯から出てくる時は、一体どんな変貌をとげているのでしょうか。期待大です!
共存の森関東 白井孝賢