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共存の森ネットワーク事務局

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音頭をとるひと 第0回つづき~わたしを動かす源~

2016.06.23 17:22|ond
 第0回つづき ~わたしを動かす源~



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工藤

美紀ちゃんが活動を始めた理由は?



谷端

聞き書き甲子園で作品が完成したら漁師さんにすごく感謝されたんです。

初めて会った時は「何しにくんねん」の勢いで、こえーって思ってたのに(笑)、

最後は「ありがとう」って泣いてくれたんです。

「生きてる中で嬉しいことがまた増えた」って言われたんです。



工藤

美紀ちゃんの中では、感謝されたっていう経験が原動力なんだね。



谷端

そこまでひとに感謝されたの初めてでした。

数か月前までは何も知らない福井県のおっちゃんだったのに。



工藤

そこが原体験なんだなぁ。


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谷端

今はお孫さんが漁師継がれてるって聞いたんですけど、

(聞き書きした)当時、後継ぎがゼロって聞いてたんです。

出会った先にそういう問題があったから、まだ高校2年生やし受験が終わって

大学生になったら戻ってきて、自分が出来ることを形にして漁師さんに恩返ししたいなって。



工藤

聞き書き甲子園がスタートって思えたんだ。



谷端

はい。形に残ったら、漁師さんが動けなくなっても言葉は生き続けるじゃないですか。

将来の自分にも残したいし、自分に子供ができたら昔こんなおっちゃんおったんよ、

って言いたいんです。



山﨑

聞き書きすると名人とすごく仲良くなるじゃないですか。

それって少しの間ですけど、自分もそのひとになりきるから、

ひゅいーんって分身になった感じだから仲良くなるんですよね。



工藤

あー、憑依する感じかな。

紀奈里が活動している理由は?


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山﨑

小さい頃、日生の祖父母の家に入り浸ってたんです。

祖母の入っている婦人会にいつも一緒に行かせてもらってて、

幼稚園の時は「日生婦人会に入る」ってのが将来の夢。



工藤

その夢、本当いい。



山﨑

日生でなにかしようって私を動かす源は、日生が好きで、

日生のひとと何かがしたくて、日生のひとを喜ばせたくって、

昔婦人会で皆さんと一緒に活動をしたことをきっとまた求めてる自分がいるんです。



工藤

婦人会のひとと何をしていたの?



山﨑

イベントの時に一緒にお寿司作って売ったりしていました。

小さかったから可愛がられてたのが心地良かっただけかもしれないですけどね。

婦人会のひとと一緒に何かを作って何かをするのが小さいながら喜びでした。



工藤

可愛かったんだろうね。



山﨑

そうなんですかね。

だからわたしは、日生のひとと何かやって日生のひとと分かち合って、

日生にわたしが染まるのが楽しくて、ただ楽しくて、ただ好きで。

日生のひとを喜ばせたいっていうのが活動する目的です。

楽しそうにしている日生のひとに惹かれて外のひとも集まれば良いかなって思います。




音頭をとるひと第0回インタビュー記事は以上でおわります。
次回は挑戦を続ける彼女達の今をお伝えします。
(更新予定7月上旬)

twitter始めました。ぜひフォローしてください。
ond記録部(@japanond)で検索。

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音頭をとるひと 第0回~聞き書き甲子園は未来へつながる~

2016.06.21 12:09|ond
 聞き書き甲子園は名人という他者の生き方や仕事観と向き合うことをきっかけに、
自分と向き合う経験を高校生に提供します。
「おれはなにを大切にして生きてきたんだろう」
「わたしは一生モノの仕事に出会えるのかな」
そして自分と向き合った後は、自分を表現する、のが自然。

表現したい気持ち―「わたしはこうしたい!」という<主観>にフォーカスし、
その思いを祝福したい。
そんな若手理事たちの動機で始まったのがond(=オンド)です。

1期ond2015年9月にスタートしました。
まだなんの力もない小さな小さなondという船に誰が乗ってくれるだろう。
不安を抱いていたのは事実ですが、
2人の聞き書き甲子園OGが飛び乗ってくれました。



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3月のond活動報告会にて(左:谷端美紀、右:山﨑紀奈里)

12回聞き書き甲子園卒業生の谷端美紀さん。
甲子園ではぐじ漁師に聞き書きをしましたが、ぐじの名前を聞いたことがある
同世代がいないことと漁師の後継者がゼロという実情に衝撃を受けて、
漁と漁師のリアルを伝えるZINEを製作しました。
6月現在は製作したZINEを大学の授業で紹介したり、
進学先である鳥取の漁業に関するアクションも起こし始めたり、
とてもエネルギッシュに行動を続けています。
guzine project/
鳥取環境大学1年生(当時)/大阪府立園芸高校卒

13
回聞き書き甲子園卒業生の山﨑紀奈里さん。
祖父母や親戚が暮らす岡山県備前市日生地区でアマモと牡蠣殻を肥料にする伝統農法で
地元中高生や大人と野菜作り・加工を実行しています。
彼女のアクションは高校生のマイプロジェクトが成果や価値を競う、
「全国高校生 MY PROJECT AWARD 2015 全国大会」にて
115
のプロジェクトから全国2位と会場賞の高校生特別賞を受賞しました。
現在も地域住民と共にアクションを継続・進化させています。
あまvege/岡山一宮高校2年生(当時)


1期に参加した彼女達2人は素敵なアクションを起こしました。
正直、何度も何度も目がうるみました。まっすぐでかっこいいんです。
2人は2016年7月から始まる2期への参加も決意しています。

でも、ondを運営する私はなにも大それたことはしていません。
例えばアクションを設計するワークショップスキルなんて持っていませんし、
スケジュール管理もあまりしていません。
彼女達からは事後報告で「こんなことやりました!」と言われることもしばしば。
それでもondには確かに他の組織にはない心地よさがあって、
きっとアクションを成長させる何かがあるんだと思います、きっと。
そんな言語化できていないondの風土をみなさんと共有したくて。

ond
生へのインタビューを通してそんなことを発信したいと思いました。
不定期ですがondが続く限り連載したいです。
第0回となる今回は今年2月、ond生に行ったインタビューです。
聞き手は私、工藤大貴。まずは、2度に分けて掲載します。
ondの匂いを感じてもらえると嬉しいです。

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第0回 ~聞き書き甲子園は未来へつながる~



工藤

2人がondにいるのは聞き書き甲子園に参加して、共存の森ネットワークに出会ったからだよね。

聞き書き甲子園に参加した理由ってなんですか?



谷端

高校の先生に「海のこと学んでこい!」って。

高校が森林系だったので新しい世界を見てこいってことで、


海の名人への聞き書きに応募しました。



山﨑

私は小学生の頃からキャンプが好きで、自然の中にいる心地よさがすごく楽しくって。

聞き書き甲子園のポスターを見た時に、

そういうところで働くひとにインタビューに行けるんだなって思って参加しました。


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工藤

紀奈里は自分で見つけたんだね。

参加して、夏の研修会と取材と報告会があって、その中で印象深かったことってなに?



谷端

全国の高校生と出会えたことが一番大きかった。

自分のやっていることを同世代と話せて、いろんな意見もらって、

相手の活動も知れてすごく有意義な交流でした。



工藤

当時知り合った友達とは今でも交流続いてる?



谷端

仲良いです。最近も山形から大阪に会いに来てくれたり。



工藤

いいねぇ、素敵。紀奈里は?



山﨑

聞き書き甲子園って自分の3歳上くらいの方が運営スタッフしているじゃないですか。

運営の準備から大学生の皆さんが関わっているので、3年後の自分が想像できて・・・



工藤


未来がイメージしやすい?



山﨑

そうです。あ、このプログラムのこの部分はこのひとが考えていたんだぁーって。

こんなに運営にがっつり関わってるんだなって思いました。



工藤

そうね、見た目より大学生スタッフはいろいろやってるんだよね。

そして、聞き書き甲子園をそれぞれ経て、ondが始まりました。

美紀ちゃんは僕に連絡くれたよね?「こんなことやりたいんです!」って。



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谷端

9月頃にNPOの事務局に会って、軽い気持ちで「こういう活動やりたいんですよねー」って

言ったんですよ。

そしたら「工藤くんがそういう活動支援始めてるから連絡してみたら?」って言われて。



工藤

それで連絡くれたのか。すげーグッドタイミングで連絡くれるなぁって思ってたよ(笑)。



谷端

最初は活動を全部自腹でやろうと思ってたんです。

バイトで稼いで全部まかなえるんじゃないかなって。



山﨑

美紀さんのアツい思いが・・・やばい、夜だから泣きそう。



工藤

もう今にも泣きそうじゃん(笑)、それでですよ、紀奈里は8月の運営委員会(注1)で

「畑やります!」って話してたじゃない?

その後、ondでお金出してバックアップするからって誘った時どう思った?




山﨑

運営委員会の後にカンボジアの農村にスタディツアーに行ったんです。

現地のひとと作業してたらジェスチャーで気持ちが伝わるので、

ものづくりはひとの関係を作るんやなって感じたんです。

それから日本に帰ってきて、畑のこと話したのを忘れてて

日生で何かしたいなーと思ってて。

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工藤

忘れてたんだ(笑)。





山﨑

実は、はい(笑)。

工藤さんにondで畑やらない?って誘われて、

「ものづくりって畑や!」って、点と点が結ばれた感じでした。



工藤

2人ともそうやって始まったんだね。


(続きは次回の更新をお待ちください)

(注1:共存の森ネットワークで活動する学生が一堂に会し、NPOの事業計画やビジョンを議論する場)



聞き書き甲子園の体験イベント開催!

2016.06.17 10:37|聞き書き甲子園
ニッポンの名人への『聞き書き』体験イベント
〜高校生だけの『伝統体験の旅』に出かけませんか?〜


全国から集まった高校生100人が、農山漁村で暮らすおじいさん•おばあさんのもとへ一対一の取材の旅に出かける『聞き書き甲子園』という取り組みをご存知でしょうか?



2016年度の参加高校生の募集締切が、7月1日までと迫っている中、聞き書き甲子園で行う、おじいさん•おばあさんへの『聞き書き』を疑似体験出来るイベントを開催します!



★開催日時
2016年6月22日(水) 18時30分〜

★開催場所
小田急線 経堂駅前 徒歩1分
(認定NPO法人共存の森ネットワーク オフィス)
http://www.kyouzon.org/about/access/

★プログラム
18:30〜19:00
【聞き書き甲子園を知ろう!】

→聞き書き甲子園がどのような取り組みなのかを、本邦初公開となる動画や、卒業生の体験談と共にご紹介します!

•聞き書き甲子園の概要説明
•年間スケジュール説明
•動画上映
•ゲスト卒業生によるトークセッション

19:00〜20:00
【聞き書き甲子園を体験しよう!】

→実際に高校生が行った名人へのインタビューの全文書き起こしを読み、自分だけの聞き書き作品を作ってみましょう!
なお、聞き書き作品の作成にあたっては、聞き書き甲子園同様に卒業生の大学生がサポートしますのでご安心ください!

•名人のプロフィール理解ワーク
•聞き書き作品作成ワーク
•聞き書き作品発表会

20:00 終了
(希望者のみ、卒業生との交流会を実施予定)


★参加申込、お問合せ
turumai3150@gmail.com

参加希望の方は、上記アドレスへ

①名前
②学校名、学年
③連絡先(メールアドレスなど)

を記入の上メールをお願い致します。

★定員
10名

★参加費
無料


……………………………………………

【聞き書き甲子園とは】
「聞き書き甲子園」は、全国の高校生が、森や海、川とともに生きる知恵や技を持つ「森の名手・名人」、「海・川の名人」を訪ね、その知恵や技術、人となりを聞き書きし、記録する活動です。2016年で15年目の開催を迎えます。

参加した高校生は、名人との世代を超えた交流を通して、森や海、川からの豊かな恵みやそこに暮らす人々の営み、地域の伝統・文化などについて学び、その成果をフォーラムや作品集で発表します。


※主催 聞き書き甲子園実行委員会
(農林水産省 / 文部科学省 / 環境省 / 公益社団法人国土緑化推進機構 / 公益社団法人全国漁港漁場協会 / 全国内水面漁業協同組合連合会 / 認定NPO法人共存の森ネットワーク)


【聞き書きとは】
インタビュー手法の1つ。話し手が話した内容を一言一句書き起こし、それを文章作品にまとめる、いわば話し手にとって世界で1つの『個人史』を作り上げるのが『聞き書き』という手法です。