第14回聞き書き甲子園 夏の研修会レポート
2015.08.22 10:48|聞き書き甲子園|
こんにちは。学生スタッフの和田迪子(わだみちこ)です。
いよいよ、今年の高校生の聞き書き甲子園が幕を開けました…!
今回は、8月11日から14日に行われた、第14回聞き書き甲子園夏の研修会の振り返りをします。
☆1日目
全国の高校生が東京駅の鍛冶橋駐車場に集まるところから夏の研修会は始まります。学生スタッフも羽田空港、東京駅の各所に配置され、高校生をお出迎え。高校生は期待と不安の入り混じった表情でした。

高校生が集合すると、開会式会場である都庁・都民ホールへ。開会式では、学生スタッフによる聞き書きの説明、名人になりきった作家の塩野米松先生へ聞き書き取材の模擬体験、澁澤寿一実行委員長の講話がありました。核心をつくような質問をする積極的な高校生が多く、学生スタッフ一同は14期の高校生すごい…!と気を引き締め直しました。

開会式が終わった後は、研修会場である高尾の森わくわくビレッジへ。移動のバスの中では、自己紹介が行われました。この自己紹介、「好きなコンビニは?」「好きなタイプは?」「たけのこの里派?きのこの山派?」などバラエティに富んだお題付きで、大変盛り上がりました。

研修会場に着くとさっそく、ウェルカムパーティー!晩ごはんを食べ終えると、高校生たちは「ぐりぐら大作戦」のペア捜しに奔走。同性異性問わずみんなに話しかけていました。

そのあとはアイスブレイク。今年は、人間ビンゴと聞き書き実習班対抗のストローチャレンジ。班内で知恵を出し合いながらわいわいとストローのタワーをつくっていました。

これで初日は終了。明日からの研修本番に向けて、まずは初対面の緊張もほぐれたようでした。夜は同じ部屋の子たちと、自己紹介や県民あるあるなどのお話に花を咲かせていたのでしょう。
☆2日目
いよいよ夏の研修会の山場である聞き書き実習の日でした。
まずは、塩野米松先生とスタッフの大黒あかりさんから聞き書きについてお話がありました。実際に名人に取材した経験者のお話だったので、高校生たちも聞き書きについて想像できたのではないでしょうか。


それからは各班に分かれて、GL(グループリーダー)の手引きのもと聞き書き実習を進めていきました。まずは話し手さんのプロフィールを見ながら質問出し。なかなか質問が出ない人もいたかもしれませんが、名人への取材の際は100個ほどの質問を用意するようにと言われました!


質問がまとまったところで、実際に話し手さんにインタビュー。話し手には、聞き書き甲子園に協賛・協力いただいている企業・団体の方や、個人的に関心が会ってご連絡くださった方に協力いただきました。インタビュー前は、話し手さん高校生共に緊張していたようですが、始まると楽しそうにお話していました。

昼食をはさんで午後は、聞き書きで1番大変な書き起こしが。7分ほどの話を書き起こすのにこんなにも時間がかかるのか…!と驚いたと思います。名人への取材では、何時間も聴かせていただいたお話を、ひとりで書き起こします。各GLも経験しました。高校生、がんばれ!!


書き起こしが終わると21時の締め切りに向けてレポート作成。各GLも高校生とがんばりました。レポートができあがった班からは歓声が上がっていました。名人への取材で、この達成感を、もう一度感じてください。


☆3日目
3日目は盛りだくさん!
まずは、2日目につくったレポートの講評。塩野米松先生、スタッフリーダー、室長、各GLからの指摘の数々…。へこんだ人もいるかと思いますが、今回は研修です!失敗してなんぼ!この講評を名人への取材レポートに活かしてください。

次に写真撮影講習。カメラの持ち方から細かい設定まで教えてもらい、実際に班の高校生同士でポートレート写真を撮影し合いました。良い写真は撮れましたか?名人の写真もばっちりきれいに撮ってくださいね!

次は、森プログラム。朝に雨が降っていて、中止も危ぶまれましたが、内容を変更して実施されました。箸・コースター作りと名人の技見学をしました。お箸の先が尖ってしまったり、コースターが分厚くなってしまったりと大変だったようですが、きらきらの笑顔が見えました。

森を歩いて、名人の技を見学したときは、初めて見る名人の技に目が釘付けになっていました。名人のお話もとても素敵で、“名人の誇り”が聴けました。高校生のみなさんは取材が楽しみになったのでは…?


夜は卒業生ワークショップ。今年は「Life Travel」自分の今までの人生を見つめてみよう、という企画でした。大切にしているもの、実践していること、実践していきたいことなどを、高校生、興味のある分野の学生スタッフと話しながら、考えていきました。聞き書きも名人の人生を仕事を通じて見つめていくものです。これからの高校生の進路、聞き書きに役に立てていたら、嬉しいです。

それから体育館に移動して、交流会。一筆ピカソは、お題のジバニャンとスタッフの青栁をわいわい言いながら、個性的に書いていました。

そのあとは、聞き書き甲子園恒例のフォークダンス!初めは恥ずかしがっていた人も最後はとても楽しそうに踊っていて、学生スタッフも楽しくなりました。

夜は、最後ということで、それぞれの部屋で盛り上がったり、ぐりぐら大作戦のミッションを遂行するために、多くの高校生と交流したりしていました。ぐりぐらを通して積極的にいろんな高校生が交流をしている姿を見て、企画したスタッフはとても嬉しくなっていました。
☆4日目
前日の夜の楽しさが高校生の顔に垣間見えた、最終日。閉会式が行われました。各種企画の表彰があったあとに、学生スタッフによる卒業生体験談。取材の際に経験した失敗やアクシデントと対処を劇で発表。高校生のみなさん、なにかあったら事務局や学生スタッフに遠慮なく連絡してくださいね。

最後は学生スタッフからのコメント。高校生と4日間を過ごし、これまでの準備を思い出し、高校生からのすべての企画が楽しかったとの言葉を聞き、スタッフの目には光るものが…。高校生と共にスタッフも4日間精一杯がんばり抜きました。高校生が楽しんでくれて、これからがより一層楽しみになってくれたなら、本望です。

閉会式が終わったあとは、毎年恒例の集合写真を撮って、バスで東京駅・羽田空港へ行き解散。お疲れ様でした。


これからの予定としては、8月26日頃に高校生のもとに名人のプロフィールが届き、9月からいよいよ取材開始となります。スタッフ一同高校生を全力でサポートしていきます。
高校生のみなさん、ここからが聞き書き甲子園は本番です。学校との両立は大変ですが、やりきったあとにはかけがえのないものが得られるはずです。高校生、がんばれ!!
提出されるレポート、3月にもう一度会えることをとても楽しみにしています。
いよいよ、今年の高校生の聞き書き甲子園が幕を開けました…!
今回は、8月11日から14日に行われた、第14回聞き書き甲子園夏の研修会の振り返りをします。
☆1日目
全国の高校生が東京駅の鍛冶橋駐車場に集まるところから夏の研修会は始まります。学生スタッフも羽田空港、東京駅の各所に配置され、高校生をお出迎え。高校生は期待と不安の入り混じった表情でした。

高校生が集合すると、開会式会場である都庁・都民ホールへ。開会式では、学生スタッフによる聞き書きの説明、名人になりきった作家の塩野米松先生へ聞き書き取材の模擬体験、澁澤寿一実行委員長の講話がありました。核心をつくような質問をする積極的な高校生が多く、学生スタッフ一同は14期の高校生すごい…!と気を引き締め直しました。

開会式が終わった後は、研修会場である高尾の森わくわくビレッジへ。移動のバスの中では、自己紹介が行われました。この自己紹介、「好きなコンビニは?」「好きなタイプは?」「たけのこの里派?きのこの山派?」などバラエティに富んだお題付きで、大変盛り上がりました。

研修会場に着くとさっそく、ウェルカムパーティー!晩ごはんを食べ終えると、高校生たちは「ぐりぐら大作戦」のペア捜しに奔走。同性異性問わずみんなに話しかけていました。

そのあとはアイスブレイク。今年は、人間ビンゴと聞き書き実習班対抗のストローチャレンジ。班内で知恵を出し合いながらわいわいとストローのタワーをつくっていました。

これで初日は終了。明日からの研修本番に向けて、まずは初対面の緊張もほぐれたようでした。夜は同じ部屋の子たちと、自己紹介や県民あるあるなどのお話に花を咲かせていたのでしょう。
☆2日目
いよいよ夏の研修会の山場である聞き書き実習の日でした。
まずは、塩野米松先生とスタッフの大黒あかりさんから聞き書きについてお話がありました。実際に名人に取材した経験者のお話だったので、高校生たちも聞き書きについて想像できたのではないでしょうか。


それからは各班に分かれて、GL(グループリーダー)の手引きのもと聞き書き実習を進めていきました。まずは話し手さんのプロフィールを見ながら質問出し。なかなか質問が出ない人もいたかもしれませんが、名人への取材の際は100個ほどの質問を用意するようにと言われました!


質問がまとまったところで、実際に話し手さんにインタビュー。話し手には、聞き書き甲子園に協賛・協力いただいている企業・団体の方や、個人的に関心が会ってご連絡くださった方に協力いただきました。インタビュー前は、話し手さん高校生共に緊張していたようですが、始まると楽しそうにお話していました。

昼食をはさんで午後は、聞き書きで1番大変な書き起こしが。7分ほどの話を書き起こすのにこんなにも時間がかかるのか…!と驚いたと思います。名人への取材では、何時間も聴かせていただいたお話を、ひとりで書き起こします。各GLも経験しました。高校生、がんばれ!!


書き起こしが終わると21時の締め切りに向けてレポート作成。各GLも高校生とがんばりました。レポートができあがった班からは歓声が上がっていました。名人への取材で、この達成感を、もう一度感じてください。


☆3日目
3日目は盛りだくさん!
まずは、2日目につくったレポートの講評。塩野米松先生、スタッフリーダー、室長、各GLからの指摘の数々…。へこんだ人もいるかと思いますが、今回は研修です!失敗してなんぼ!この講評を名人への取材レポートに活かしてください。

次に写真撮影講習。カメラの持ち方から細かい設定まで教えてもらい、実際に班の高校生同士でポートレート写真を撮影し合いました。良い写真は撮れましたか?名人の写真もばっちりきれいに撮ってくださいね!

次は、森プログラム。朝に雨が降っていて、中止も危ぶまれましたが、内容を変更して実施されました。箸・コースター作りと名人の技見学をしました。お箸の先が尖ってしまったり、コースターが分厚くなってしまったりと大変だったようですが、きらきらの笑顔が見えました。

森を歩いて、名人の技を見学したときは、初めて見る名人の技に目が釘付けになっていました。名人のお話もとても素敵で、“名人の誇り”が聴けました。高校生のみなさんは取材が楽しみになったのでは…?


夜は卒業生ワークショップ。今年は「Life Travel」自分の今までの人生を見つめてみよう、という企画でした。大切にしているもの、実践していること、実践していきたいことなどを、高校生、興味のある分野の学生スタッフと話しながら、考えていきました。聞き書きも名人の人生を仕事を通じて見つめていくものです。これからの高校生の進路、聞き書きに役に立てていたら、嬉しいです。

それから体育館に移動して、交流会。一筆ピカソは、お題のジバニャンとスタッフの青栁をわいわい言いながら、個性的に書いていました。

そのあとは、聞き書き甲子園恒例のフォークダンス!初めは恥ずかしがっていた人も最後はとても楽しそうに踊っていて、学生スタッフも楽しくなりました。

夜は、最後ということで、それぞれの部屋で盛り上がったり、ぐりぐら大作戦のミッションを遂行するために、多くの高校生と交流したりしていました。ぐりぐらを通して積極的にいろんな高校生が交流をしている姿を見て、企画したスタッフはとても嬉しくなっていました。
☆4日目
前日の夜の楽しさが高校生の顔に垣間見えた、最終日。閉会式が行われました。各種企画の表彰があったあとに、学生スタッフによる卒業生体験談。取材の際に経験した失敗やアクシデントと対処を劇で発表。高校生のみなさん、なにかあったら事務局や学生スタッフに遠慮なく連絡してくださいね。

最後は学生スタッフからのコメント。高校生と4日間を過ごし、これまでの準備を思い出し、高校生からのすべての企画が楽しかったとの言葉を聞き、スタッフの目には光るものが…。高校生と共にスタッフも4日間精一杯がんばり抜きました。高校生が楽しんでくれて、これからがより一層楽しみになってくれたなら、本望です。

閉会式が終わったあとは、毎年恒例の集合写真を撮って、バスで東京駅・羽田空港へ行き解散。お疲れ様でした。


これからの予定としては、8月26日頃に高校生のもとに名人のプロフィールが届き、9月からいよいよ取材開始となります。スタッフ一同高校生を全力でサポートしていきます。
高校生のみなさん、ここからが聞き書き甲子園は本番です。学校との両立は大変ですが、やりきったあとにはかけがえのないものが得られるはずです。高校生、がんばれ!!
提出されるレポート、3月にもう一度会えることをとても楽しみにしています。
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