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音頭をとるひと 第0回~聞き書き甲子園は未来へつながる~

2016.06.21 12:09|ond
 聞き書き甲子園は名人という他者の生き方や仕事観と向き合うことをきっかけに、
自分と向き合う経験を高校生に提供します。
「おれはなにを大切にして生きてきたんだろう」
「わたしは一生モノの仕事に出会えるのかな」
そして自分と向き合った後は、自分を表現する、のが自然。

表現したい気持ち―「わたしはこうしたい!」という<主観>にフォーカスし、
その思いを祝福したい。
そんな若手理事たちの動機で始まったのがond(=オンド)です。

1期ond2015年9月にスタートしました。
まだなんの力もない小さな小さなondという船に誰が乗ってくれるだろう。
不安を抱いていたのは事実ですが、
2人の聞き書き甲子園OGが飛び乗ってくれました。



IMG_3867_201606210941181ac.jpg 
3月のond活動報告会にて(左:谷端美紀、右:山﨑紀奈里)

12回聞き書き甲子園卒業生の谷端美紀さん。
甲子園ではぐじ漁師に聞き書きをしましたが、ぐじの名前を聞いたことがある
同世代がいないことと漁師の後継者がゼロという実情に衝撃を受けて、
漁と漁師のリアルを伝えるZINEを製作しました。
6月現在は製作したZINEを大学の授業で紹介したり、
進学先である鳥取の漁業に関するアクションも起こし始めたり、
とてもエネルギッシュに行動を続けています。
guzine project/
鳥取環境大学1年生(当時)/大阪府立園芸高校卒

13
回聞き書き甲子園卒業生の山﨑紀奈里さん。
祖父母や親戚が暮らす岡山県備前市日生地区でアマモと牡蠣殻を肥料にする伝統農法で
地元中高生や大人と野菜作り・加工を実行しています。
彼女のアクションは高校生のマイプロジェクトが成果や価値を競う、
「全国高校生 MY PROJECT AWARD 2015 全国大会」にて
115
のプロジェクトから全国2位と会場賞の高校生特別賞を受賞しました。
現在も地域住民と共にアクションを継続・進化させています。
あまvege/岡山一宮高校2年生(当時)


1期に参加した彼女達2人は素敵なアクションを起こしました。
正直、何度も何度も目がうるみました。まっすぐでかっこいいんです。
2人は2016年7月から始まる2期への参加も決意しています。

でも、ondを運営する私はなにも大それたことはしていません。
例えばアクションを設計するワークショップスキルなんて持っていませんし、
スケジュール管理もあまりしていません。
彼女達からは事後報告で「こんなことやりました!」と言われることもしばしば。
それでもondには確かに他の組織にはない心地よさがあって、
きっとアクションを成長させる何かがあるんだと思います、きっと。
そんな言語化できていないondの風土をみなさんと共有したくて。

ond
生へのインタビューを通してそんなことを発信したいと思いました。
不定期ですがondが続く限り連載したいです。
第0回となる今回は今年2月、ond生に行ったインタビューです。
聞き手は私、工藤大貴。まずは、2度に分けて掲載します。
ondの匂いを感じてもらえると嬉しいです。

DSCF0517.jpg 




第0回 ~聞き書き甲子園は未来へつながる~



工藤

2人がondにいるのは聞き書き甲子園に参加して、共存の森ネットワークに出会ったからだよね。

聞き書き甲子園に参加した理由ってなんですか?



谷端

高校の先生に「海のこと学んでこい!」って。

高校が森林系だったので新しい世界を見てこいってことで、


海の名人への聞き書きに応募しました。



山﨑

私は小学生の頃からキャンプが好きで、自然の中にいる心地よさがすごく楽しくって。

聞き書き甲子園のポスターを見た時に、

そういうところで働くひとにインタビューに行けるんだなって思って参加しました。


DSCF0439.jpg 



工藤

紀奈里は自分で見つけたんだね。

参加して、夏の研修会と取材と報告会があって、その中で印象深かったことってなに?



谷端

全国の高校生と出会えたことが一番大きかった。

自分のやっていることを同世代と話せて、いろんな意見もらって、

相手の活動も知れてすごく有意義な交流でした。



工藤

当時知り合った友達とは今でも交流続いてる?



谷端

仲良いです。最近も山形から大阪に会いに来てくれたり。



工藤

いいねぇ、素敵。紀奈里は?



山﨑

聞き書き甲子園って自分の3歳上くらいの方が運営スタッフしているじゃないですか。

運営の準備から大学生の皆さんが関わっているので、3年後の自分が想像できて・・・



工藤


未来がイメージしやすい?



山﨑

そうです。あ、このプログラムのこの部分はこのひとが考えていたんだぁーって。

こんなに運営にがっつり関わってるんだなって思いました。



工藤

そうね、見た目より大学生スタッフはいろいろやってるんだよね。

そして、聞き書き甲子園をそれぞれ経て、ondが始まりました。

美紀ちゃんは僕に連絡くれたよね?「こんなことやりたいんです!」って。



blogmiki_20160621105619bc1.png 



谷端

9月頃にNPOの事務局に会って、軽い気持ちで「こういう活動やりたいんですよねー」って

言ったんですよ。

そしたら「工藤くんがそういう活動支援始めてるから連絡してみたら?」って言われて。



工藤

それで連絡くれたのか。すげーグッドタイミングで連絡くれるなぁって思ってたよ(笑)。



谷端

最初は活動を全部自腹でやろうと思ってたんです。

バイトで稼いで全部まかなえるんじゃないかなって。



山﨑

美紀さんのアツい思いが・・・やばい、夜だから泣きそう。



工藤

もう今にも泣きそうじゃん(笑)、それでですよ、紀奈里は8月の運営委員会(注1)で

「畑やります!」って話してたじゃない?

その後、ondでお金出してバックアップするからって誘った時どう思った?




山﨑

運営委員会の後にカンボジアの農村にスタディツアーに行ったんです。

現地のひとと作業してたらジェスチャーで気持ちが伝わるので、

ものづくりはひとの関係を作るんやなって感じたんです。

それから日本に帰ってきて、畑のこと話したのを忘れてて

日生で何かしたいなーと思ってて。

DSCF0469.jpg 


工藤

忘れてたんだ(笑)。





山﨑

実は、はい(笑)。

工藤さんにondで畑やらない?って誘われて、

「ものづくりって畑や!」って、点と点が結ばれた感じでした。



工藤

2人ともそうやって始まったんだね。


(続きは次回の更新をお待ちください)

(注1:共存の森ネットワークで活動する学生が一堂に会し、NPOの事業計画やビジョンを議論する場)



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