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共存の森ネットワーク事務局

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私たちは、森づくり、人づくり、地域づくりなどを行うNPOです。
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袖のみちかけワークショップin八戸!

12月3日(日)に八戸ブックセンターで実施させていただいた取材編集WS〈袖のみちかけ〉。

主催したのは聞き書き甲子園学生スタッフの私、山﨑と学生スタッフを束ねていて共存の森の理事の工藤さんです。

 

参加者は、たったの2名。予想を超える、少人数でのワークショップでした。

でもその分、濃かったです。無理に参加人数を増やさなくてよかったと心から思いました。

 

濃密な約4時間。その様子をお伝えします。

 

参加してくれたのは八戸市内の高校に通う2年生の沖田さんと中野さん。

袖のみちかけのチラシに共感してくれた沖田さんが、同じ演劇部の中野さんを誘って、一緒にやってきてくれました。

 

ほんのりとした緊張が漂う中、今日の流れを説明し、ダイアログ〈対話〉から始まります。

ダイアログでは、会場を消灯し、相手の顔がみえるかみえないかの薄暗い中でお題をもとに対話を行います。

 

どちらかと言えば、シャイな彼女たち。

私とペアだった中野さんは、お題を聞いた途端「えぇ〜…」と困った様に腕をさすっていました。でも、話していくうちに、彼女の内側でじたばたしている「自分の表現を見てもらいたい」という思いが伝わってきました。

 

工藤さんとペアだった沖田さんは、手作りのアクセサリーを作るのが大の得意で大好きで、そんな彼女から気になる話を聞きました。

最近、八戸の中心街にレンタルスペースショップができました。レンタルスペースショップとは名前の通り、「場所を借りられるお店」です。「ハンドメイド作品を売りたいけど、お店持ってないし…」というような方々が利用できるところです。こちらには、地域のおばちゃん達が作ったであろうハンドメイド雑貨がところせましと並んでいます。一般のひとによるハンドメイド作品がネットで売買されることが増えてきた今、とても時代に合った素敵な場所だと思います。

 

でも、そんなレンタルスペースショップに関して沖田さんが、ひと言、

 

「レンタルスペースを利用できるのは20歳以上の人だけなんです。」

 

もったいない、と思いました。いや。正直なこと言うと、もももも、もったいねー!くらいでしょうか。彼女がそのお店を利用したくて調べていたという事実が、刺さりました。あとちょっとなのに…!あとほんの一歩…!!

 

歯がゆさがぽつんと残ります。

でも、です。

 

その現状と、彼女たちの思いが知れただけで、この場を準備した意味は十分にあったんじゃないかなあ、と。そんな気がするんです。

 

袖のみちかけでは、沖田さんと中野さんの取材記事を冊子という形でまとめます。

デザインや具体的な構成は、まだまっさらな、それ。

その冊子が、ふたりを始めとした高校生の前にある靄を晴らすきっかけになったらいいなあと思います。


  

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ダイアログの後は、対話相手をイメージした詩をつくりました。

前日にみちかけスタッフが製作した手製本ノート(みちかけのロゴ入り!)にひらがなスタンプをぺたぺた。

詩が完成したら、お互いに「どういう意図で書いたか」「どこにその人らしさをこめたか」を発表し合います。

 

発表が終わると、起こるささやかな拍手。

少し照れくさい、でも清々しい、不思議な時間でした。

 

発表が終わったらそのノートをペアで交換します。

目の前に置かれた詩。〈相手〉から見た〈わたし〉がつまっている詩。

じゃあ、その詩〈わたし〉を漢字一字で表すとしたら?

今度はその漢字を、三角形や四角形のスタンプを使って表紙にぺたぺた。

ちなみに沖田さんが書いたのは「泉」。

中野さんが書いたのは「流」でした。

話した相手が違えば、漢字一字も違ったはず。同じ話を聞いても、編集者によって内容が変化する取材記事と少し似てますね。

 

 

と、ここで前半戦が終了。

 

〈取材・編集〉を〈対話と詩づくり〉に置き換えたことで、新たな方向から「聞き書き」を見てもらえるのではないか、とちょっぴり期待しつつ後半戦へ!ここからは「みちかけ流・取材編集術」と題して、実際の取材時に使えるノウハウを講座形式でレクチャー。

 

ふたりが先ほどのノートにペンを走らせます。沖田さんのまっすぐな横顔と、中野さんのぐぐっと前かがみになった背中。その光景を見て「これは面白いものができるだろうなあ」と勝手にわくわくする私。

はやく取材日になってほしいです。聞き書きは、面白いよお。

 

 

そうこうしているうちに講座が終了。

いよいよ取材先決めに入ります。

 

カレー屋や老舗の着物屋、最近行って美味しかった喫茶店などふたりから様々な案が出ましたが、彼女たちの中に共通してあった「ものづくり」への興味が決め手となり…

八戸にあるハンドメイドのお店を取材することに。沖田さんと中野さん越しに見る八戸の人ともの、どんなかなあ。たのしみです。

そんなこんなで、約4時間のワークショップは無事終了!

最後に全員で一枚パシャり。


 

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「他の高校生が表現した詩を読んでみたい」と参加してくれたふたりにはとても申し訳なかったですが、その分彼女達の中にあったものを掬えたのかなあと。同時に、私たちのこんがらがり始めていた思いをふたりが掬い上げてくれたとも思っています。

 

次のワークショップ開催は2月です。

それまでに彼女たちはは各々でアポを取り、各々で取材を行います。

 

真冬の八戸は雪が積もらず、代わりに道路がつるつると滑るらしいです。

ふたりが教えてくれました。

2月はニューバランスじゃなくて、滑り止めがついた靴を履いていこう。

旅する聞き書き教室~袖のみちかけ~

2017.11.23 18:04|おしらせ
今年の12月から聞き書き甲子園学生スタッフの有志たちによるNEWプログラムがはじまります。

その名も「袖のみちかけ」

対話をして、言葉を感じ、取材をして、じぶんや相手の思いを掬いとるようなプログラムとなっております。と言ってもよくわからないと思いますが、要は聞き書きをしましょうと。
毎年、聞き書き甲子園に参加できる100人以外の高校生と聞き書きしちゃいましょうと、そんなスピンオフな、小規模ほっこりな、場をつくりたいのです!

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この取り組みで世の中をどうしたいとか、大きな話はないです、が、「聞き書きっていいんだよね」という、良い!!!と思える話を一緒にできる仲間を増やしたいのです。もちろん、それは聞き書きだけでなく、対話だったり、プログラム中に設定している詩をつくるという時間なども含めてです。そして、良いよねーというやりとりのなかから、新しい一歩に向けた可能性も生まれると思っています。

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自分が取材や対話を通じてなにを掬おうとしているのか、自分の琴線を揺らすものはなんなのか。そんな心の奥のほうにある感性をすこし捉える経験を、袖のみちかけを通じて生みだせることを願って。

袖のみちかけ第一回
参加費:無料
定員:8名
対象:八戸の高校生(八戸に住んでいる、八戸に通っている、八戸が好き!)
会場:八戸ブックセンター読書会ルーム
日時:12月3日(日)13:00-17:00
申込:sode.michikake@gmail.com

共存の森づくり・北陸チーム活動報告(2017/11/4-5)

2017.11.11 10:32|「共存の森」活動報告

こんにちは。
共存の森ネットワーク北陸チームの活動に参加した、真庭伸悟です。
今日は11/4~5に行った活動の報告をしたいと思います。

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【お米の発送】
 小雨の降る高根に着いて、まずはIRORIでお昼ご飯を食べました。
山菜のてんぷらや、郷土料理の大海(だいかい)、打ちたてでしっかりとした味の蕎麦や、イワナの塩焼きなど、東京ではなかなか味わうことのできない料理の数々をいただきました。
どれもとっても美味しかったです。

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 お昼ご飯を食べた後は、区民会館でお米の発送作業を行いました。
大きな袋から、大切なお米を一粒もこぼさないように丁寧に発送用の小袋に移し替え、箱詰めしてラベルを貼りました。
地域の方や、小学生の子ども達と一緒に行い、作業自体は1時間半ほどで終了しました。

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調査していた棚田で春に植え、その後手塩にかけて育てられ、先月に収穫されたお米。僕はその一連の作業には関与していなかったのですが、自分の力を注いだ結晶が形になって出荷できる瞬間は、きっと何物にも代えがたい喜びなのではないかと思います。

高根のお米は、注文していただいた皆さんに無事発送されました。高根に通っている学生や卒業生、その知り合い等がお客さんだそうです。
距離はあっても、お米を通じて繋がれる。「顔が見える」お米の、本当の価値ってこういうところにあるんじゃないかなと思いました。


【温泉・鍋・交流会】
 発送作業が終わった後は、広い温泉に浸かり温まって、
夜ご飯は区民会館で班対抗食材ドラフト鍋選手権を行いました。

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一つ一つ食材を選び、寄せ集めた具材で作った鍋達は、とっても個性豊かで美味しかったです!
そのまま、地域の皆さんと交流会を行いました。

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初めて参加するメンバーが今回2名いたのですが、一見の僕にもとてもフレンドリーに接してくれて、とても楽しいひと時を過ごすことができました。

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僕も他にいくつか地方の地域に伺ったことがありますが、イベントが多く、打ち上げでは昼から飲んだり、平日の夜からあちこちで飲み会をしていたり、「とりあえず一杯飲んでいきなよ」が文化となっている高根ならではの暖かみなのではないかと感じました。

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【林業現場見学】
 2日目は心配された雨も上がり、林業の作業現場の見学に行きました!
高根生産森林組合の方にご協力していただき、木を倒し、運搬し、切断し、整理するという一連の作業を見学しました。目にしたのは、木が鬱蒼と生い茂る人里離れた樹齢60年の森林の中、重機を使ってのダイナミックかつ繊細な作業の数々。間伐の必要性や、木材の使われ方、林業の危険性と魅力など、様々なことを教えていただくことができました。
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僕は8月に林業を学ぶために村上市に来たことがあり、2度目の林業現場でしたが、今回も様々に思うところがありました。

僕たちは「山」に行くことはありますが、「森」はほとんどないのではないかと思います。道があり、光が差し込み、登って降りることを目的とした「山」に比べ、暗く、道も何もない。木が立ち並び人を拒んでいるような、前人未踏、未開の「森」。

窮屈で不健康な状態の「森」を手入れすることで、明るさや生の息吹を取り戻すのが林業の務めであって、それって、「闇に閉ざされた世界を救う英雄」とほとんど同じだと思いませんか??
森に光を、麓に安全を取り戻すために、パーティーを組んで、命を懸けて回転刃(チェーンソー)をふるう職業。

・・・・こう見ると、林業ってとってもカッコよく思えませんか?

ここ数年の共存の森の活動で、林業現場に入れたのは今回が初だそうなので、貴重な瞬間に立ち会えて幸いです。

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11月5日はトランプ大統領来日による交通規制が予定されていたため、お昼前には高根を出発し、19時ごろに東京に帰ってくることができました。
貴重な体験の数々を、ありがとうございました!


共存の森づくり・北陸チーム活動報告(2017/10/7-8)

2017.10.11 14:50|「共存の森」活動報告
こんにちは!共存の森ネットワーク北陸チームの新リーダーとなりました川畑璃紗です。
10/7.8に行われた活動を振り返ってみたいと思います!


稲刈りをしに行くというのに直前まで雨予報…
雨の中での作業を覚悟してカッパを持って行きました。
しかし、高根に着く頃には見事に天気が回復!メンバーの中に晴れ男か晴れ女がいたんですね😆笑

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高根に到着したら、いつものようにIRORIで昼食。
手打ち蕎麦と山菜の天丼に加え、郷土料理の大海や山ぶどうゼリーまでいただきました^o^

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腹ごしらえの後はいよいよ稲刈り。
今回は、連日の悪天候のせいで機械での稲刈りができない田んぼがあり、そのようなところを中心に手刈りしました。

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泥まみれ、汗だくになりながらの稲刈りでしたが、とても楽しかったです!
地元の方に刈った稲穂の束ね方を何度も実演によって教えていただいたのですが、マスターできず残念でした…😂

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休憩時間には新米でつくったおにぎりをいただきました。
高根米は粘りと甘みが特徴で、美味しすぎて2つも食べてしまいました!
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夜は棚田の耕作状況調査の集計結果の報告がなされました。
今後耕作者の高齢化が進む中でどのように高根の棚田を維持していくかが課題です。
来年度の活動についての話し合いもしました。3つのグループに分かれ、高根でやってみたいことや高根との繋がり方を発表し合いました。
みんなの高根に対する愛を再確認することができ、今後につながる有意義な時間となりました。
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懇親会では美味しいお酒とつまみを片手に地元の方々と交流。
私はこの時間がとっても大好きです^ ^


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2日目、学校周辺の清掃活動を終えた後、ライスセンターを訪れ、お米になるまでの過程を見学させていただきました。

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天蓋山にも登りました。天蓋山はスカイツリーと同じ634m!
整備されたばかりの道路を車で上がり、途中で降りて登山をしたのですが、思いのほか険しい道のりでした( ;∀;)

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絶景を眺めながらの淹れたてのコーヒーとお菓子は最高でした😋

今回も盛りだくさんの2日目でとても充実していました!高根の人たちはいつも温かく、食べ物も美味しく景色もきれいで、行くたびにその魅力を再発見できて大好きになります!次の活動が待ち遠しいです(*^^*)


次回の活動は11/4.5です!興味のある方はご連絡下さい(^o^)/
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高根の美味しい食べ物に興味のある方や高根集落の方々に会いたいなという方はぜひ顔を出してみて下さい!


【来場者募集】第16回聞き書き甲子園 研修会開会式のお知らせ

2017.08.01 17:53|聞き書き甲子園
聞き書き甲子園の1年間のキックオフとなる研修会開会式を一般公開で行います。

今年は東京都と共催で「山の日」を記念したイベントとして、午前中に映画「森聞き」の上映会を行います。また、「東京の森・川・海~自然とともにある人の暮らし~」と題してトークセッションを行います。
たくさんの方のご来場をお待ちしております。

■開催日時:平成29年8月11日(金曜日・祝日「山の日」) 
上映会 9:30~12:10
開会式 14:00~15:45

■会場:都庁都民ホール(都議会議事堂1 階)
(http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2015/05/21p5l401.htm)


■参加費:無料

■プログラム内容:
【映画『森聞き』上映会】 開場9:00  終了12:10
9:30  主催者挨拶
9:40  上映スタート
11:40 聞き書き甲子園卒業生による体験談




【第16回聞き書き甲子園 開会式】 開場13:00 終了15:45
14:00  開会 主催者あいさつ
14:15  「聞き書き甲子園」の紹介
14:30  トークセッション「東京の森・川・海~自然とともにある人の暮らし~」

[トークセッション登壇者]
▶原島幹典:岐阜森林文化アカデミー教授
奥多摩町出身。実家の林業経営に携わったのち、時代に適した林業経営の研究や森林環
境教育プログラム開発や山村文化ツアー等の都市山村の交流事業を行う。

▶木村尚:NPO法人海辺つくり研究会理事
東京湾にてアマモ場再生活動や子どもたちの自然体験活動の指導等に携わる。日本テレ
ビ系列「THE・鉄腕ダッシュ-ダッシュ海岸-」にレギュラー出演中。

▶塩野米松:作家・聞き書き甲子園講師
法隆寺・薬師寺の棟梁であった西岡常一氏をはじめ、職人の聞き書きを中心に執筆活動
を行っている。『木のいのち木のこころ』シリーズなど。芥川賞候補4回。

▶澁澤寿一:聞き書き甲子園実行委員長/NPO法人共存の森ネットワーク理事長
国際協力事業団専門家、長崎の循環型都市ハウステンボスの役員を経た後、国内各地で地域づくり、人づくりの活動を実践中。聞き書き甲子園卒業生が立ち上げたNPO法人共存の森ネットワークの理事長を務める。